出た。(うんこじゃなくて)
病院から出た。やっとと出れた。飯はうまいが、なぜか飽きてきて参った。それよりもなによりも、居場所を拘束されるというのが嫌だった。
泣きわめく患者は、部屋に拘束されるという。自分にはまったくそういうった心配はなかったが、同じ場所に何日もいつ続けるというのはやはりきつかった。
しかし、病院食だけは特筆すべきものだった。アイデアも素晴らしかった。今日食べたのは、なめ茸と、のりの佃煮をご飯に一緒にのせて食べるというもの。
新奇なるアイデアで、どうしたものかと思ったが、これがメチャクチャうまかった。なめ茸とのりの佃棚の相性は抜群だった。
しかし、やや不明な点もあった。それは玉子焼きに、いんげん豆を添えて食べる、というものだ。一緒に食べると妙な風味がして、いつもの病院食と毛色が違うと思った。
とにかく出れて良かった。