両親に作業所に行くことを伝える
車で30分のところにある温泉に出掛けた。車の中で久しぶりに降る雪に母が嬉しそうだった。
温泉に到着。綺麗な旅館だ。入り口にある彫刻を眺める。良くわからない。なんでも東京芸術大学の、大学院を、卒業した若手が作ったものらしい。フクロウの親子が並んでいる。可愛らしい。
風呂に入る。客が一人いた。禿げたジイサンだ。疲れを癒す。彫刻ばかりしていたせいで指や腕が疲れている。じんわりと効いてきた。リラックスする。
脱衣場で父を寝て待つ。畳の部屋があるのだ。父がくる。一言言われる前に先に立ち上がり外にでる。母が待っている。旅館で買った300円のタオルをビニール袋に入れて渡す。
近場のイタリアンレストランに行く。客はほとんどいない。老夫婦がいた。珍しい光景だ。普段は若者が多い。おじいさんはサラダを、山盛りにとっていた。微笑ましい光景だ。
スパゲッティーとピザを食べる。父と母に作業所の見学に行くことを伝える。喜んでいるように見えた。
両親はデザートを食べていたが自分は何も食べずに外に出た。雪がさっきより強く降っていた。