喫茶店
喫茶店のマスターってすごく大変だよ。
何が大変って近所のマダムに媚び売らなきゃならないからね。知り合いのマスターはとても人格者で、大変立派な人物だが、あの素晴らしい方がしょうもないマダムに媚びを売っているとなんとも悲しい気持ちになります。
仕事だから仕方ないとは思いますが、こんな小さな舞台で男と女の駆け引きみたいなのが繰り広げられていることに悲哀を感じてしまいます。というか自分には絶対にできないよ。アホらしくてやってられないよ。
板垣恵介先生のバキ道はかなりヤバイな。完全に勢いをなくしている。絵は60代を越えても更に進化してて凄いと思う。しかし、話がいかんせんネタ切れだ。格闘技の技なんかももう完全にアイデアをだしつくしてしまった感じだ。そして、それを同じように話に出して繰り返す。若干形を変えて。
決してつまらないわけではない。いや、面白い。しかし、前作の宮本武蔵編が面白すぎただけに残念感が漂う。板垣先生は格闘技マンガのトップランナーであり続けた。単行本の発行数は100巻を越えている。ずっととても面白かった。しかし、ここにきてついにバキ道で凡庸な漫画になってしまった。
最近週刊連載も休みがちだが、おそらく本人もこのままじゃ駄目だと思っているのだろう。エネルギーを溜めまくってまた、ぶっ飛んだ漫画を描いてもらいたい。