欲望の時代の哲学
欲望の時代の哲学を見た。出ていたのはマルクスガブリエル。
彼はドイツの哲学者ショーペンハウアーの言葉を出す。自由とは満たすことごできても、欲することはできない、と。
マルクスガブリエルはニューヨークの街を闊歩する。大量のチョコレートがかけられたパンケーキのコマーシャルを見て、これは作られたものだ、と分析する。資本主義の文化なのだと。
ショーペンハウアーの哲学は決定論と呼ばれる。マルクスガブリエルはそれに対抗して自由意志があるという。
しかし、自由意志にも善と悪がある。自由過ぎるがゆえに間違いを犯す自由もあるのだと。そして、現在の環境破壊は、進みすぎた資本主義のもたら間違った自由の結果だという。それは、未来の人々に対する不公正でもある。
哲学をニューヨークという華美な街に照らし合わせて何かを見せようという意図がとてもスリリングだった。哲学と資本主義。その、兼ね合いがとても面白かった。