ドトール

テストライティングの合否がなかなかこない。最悪だ。暇でしかたがない。

都会に電車で行ってきた。バスセンターのカレーうどんをくうためだ。親が贅沢すんな、と嫌な顔をしたような気がする。たったの440円だが。

都会はいい。何か存在するだけで、何かしらのコミュニケーションを他者ととっている、ような気がする。それは、見られる、ということが関係しているかもしれない。

というわけで、本当は人と話したくてしかたないが、手軽な薄っぺらい都会流コミュニケーションをしにフラフラしてきた。

都市部のエリアで、ドトールに入る。頭の良さそうなやつらが本を読んでいる。気に入った。俺まで頭が良くなった気分だ。本を読んだ。

紀伊国屋で立ち読みしたあと、お目当てのうどん屋へ。並んでる。ソーシャルディスタンス、と足元に書いてあるが、その張り紙じたい、ほとんど間隔がない。狂ってる。ロフトでボールペンを買ったときも、誰もソーシャルディスタンスを守ってなかったぞ。これが都会流か。

うどんはうまい。並ぶだけの価値はある。満足する。

帰り際、電車の中。ひどくくたびれた。なんたらコミュニケーションとか言ってたか、視線というか、そいうものが多すぎて人疲れしてしまった。なんやら、田舎に乗る電車内の純朴そうな格好した連中に囲まれていると安心してしまった。

地元の駅に着いたら、安堵した。中央区は人の住むところではないな。住むなら西区がいいだろう。あそこはなにやらアカデミックな雰囲気がしていい街だ。尊敬するカウンセリングルームの先生もいるし。