雇用携帯

外国の雇用形態は日本とは変わっている。大きな違いは、欧米では、労働者の賃金の支払い方に関する考え方だろう。　　　　　　　

欧米では、労働者は会社に属しているという感覚は薄い。自分は、アレコレの職種についている、職業人だという意識が強い。なので、欧米では転職が多い。会社を移っても、職種によって賃金は大体同一なので、あまり不利益にならない。これはドイツの職工の制度が影響しているとも考えられる。

そして、賃金の上昇の仕方も日本と欧米では全然違う。日本では会社に属していれば、年齢と共に賃金があがる。しかし、欧米は違う。上級職種と呼ばれ、その地位に就ける人は限られた人だけである。その人たちは、大学院を出て、修士を取った人や博士号取った人だけである。同じ社内の単純労働者、下級労働者は、決して管理職に昇給できたりするわけではない。下級労働者は、昇給したければ、一度大学院などに通い学びなおさければならない。

一般に下級労働者は、自分の時間を大切にしたまったりとした生き方をしていると言われている。