暇
暇過ぎる。近所の喫茶店でコーヒーを飲んでいるが、むなしい。誰かと話したい。
母親が新聞の折り込み広告から、図書館の求人を切り抜いて持ってきた。内容は、週2日で三時間というもの。悪くないかもしれない。家や喫茶店を往復する毎日は、所属する集団がないせいでなんとなく希薄だ。この求人なら、一応記事も書くことができる。
地元にドンキができたが、あきらかに客層ががらが悪いな。黒の上下のスウェットに金のネックレス。なにか、地元の治安に影響を与えそうな。まあ、新しい風が吹くのは大歓迎だが。
82年生まれ、キム、ジョンという本を読んでいる。韓国の小説だ。なかなか面白い。フェミニズムの話らしいが、それが理由で読んでいるわけではない。新聞の書評欄で好評かで、面白そうだった。韓国は熱いし。
金を稼がないとなあ。喫茶店のコーヒーだってバカにならないし。記事を書いて小銭を稼ぐか。