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グレタトゥーンベリの思想

グレタトゥーンベリという若者が環境問題に関する発言をして注目を集めている。彼女は発達障害アスペルガー症候群だ。各国政府に対して、1人ストライキを実施して、現在の政府の環境政策に対して異を唱えている。

 

彼女の提唱する思想を地球倫理と呼んで、次世代の新しい思想だとする考えがある。

 

世界には3回の人口増加期と一定化する定常期があったとされる。それは、狩猟期、農耕期、産業革命の時に人口が増加した。そして、それらは地球のエネルギーを消費して、人口の増加を可能にしている。例えば、狩猟期なら動物のエネルギー、農耕期なら穀物のエネルギー、産業革命期から化石燃料という具合だ。

 

そして、現在。化石燃料はわずか100年ほどで枯渇の危機に直面している。人口の定常化が始まっていると言われている。そして、そこに現れたのがグレタトゥーンベリだ。彼女の思想はエネルギーが枯渇した地球の未来について考えている。

 

定常化の際にはいつも、新しい思想が現れはじめていた。例えば農耕期の限界地点では世界各国で同時多発的に新しい宗教、仏教やギリシャ哲学などが生れた。

 

そして、現在になり、定常化を迎えつつある地球にとってグレタトゥーンベリの発言が新しい世界を創る思想なのではと考える人もいる。

 

面白い考えだと思う。確かに今の社会はある程度成熟を迎えており、この先どうなるかわからない。何もかもが飽和点を迎えているような気がする。物質的には充足され、人間は無気力になっている。グレタトゥーンベリの発言は新しい社会をデザインするためのアドバイスになるかもしれない。

 

と、言ってもあんまり彼女発言を詳しく聞いたわけではないが。しかし、障害者というところが新しい社会の到来を予見させるようだ。LGBTしかり、先端の思想は異端者から生まれる。